元阪神ドラ1・中谷監督率いる智弁和歌山センバツ当確 “天敵”大阪桐蔭に勝利

 「秋季高校野球近畿大会・準々決勝、智弁和歌山5-2大阪桐蔭」(28日、ほっともっとフィールド神戸)

 1997年の阪神ドラフト1位で楽天、巨人でもプレーし、8月に就任した中谷仁監督(39)率いる智弁和歌山(和歌山1位)が、大阪桐蔭(大阪2位)を下して4強に進出。来春センバツ出場に当確ランプをともした。

 2年生が入学後の17年春季近畿大会から、公式戦5連敗中だった“天敵”を圧倒した。

 1点を追う二回に8番・池田泰騎投手(1年)が同点の適時内野安打を放つと、9番・綾原創太内野手(1年)が勝ち越しの適時打。1年生コンビが活躍後は、2者連続押し出し四球を選んで4点を奪った。

 三回にも池田泰が中越え二塁打を放って快勝。17年夏から4季連続の甲子園出場を決定的にした。

 中谷監督は「高嶋先生が育ててくれた中心選手が、躍動してくれた。高嶋先生がつくったチームが、勝ったと思います」と恩師に感謝。大阪桐蔭戦5連敗中だったことについて「僕も桐蔭の強さを目の当たりにしてきた。選手たちが『後半やぞ』と声を出してくれているのが頼もしかった。神宮に出ようとやってきたので、次はそこを目指したい」と。ホッとした表情を浮かべていた。

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