日本ハム・ドラ1輝星、清宮と東京五輪 尊敬する先輩と共闘だ

 日本ハムからドラフト1位指名された吉田輝星投手(17)=金足農=が26日、秋田市内の同校で栗山監督、大渕スカウト部長、白井スカウトから指名あいさつを受けた。最速152キロ右腕は清宮と共に、2020年東京五輪の星になると宣言。運命の日から一夜明け、大きな夢に向かって走りだした。

 指揮官との初対面を終えた後も「緊張しました」と表情は硬いままだった。期待と不安が渦巻く中、日の丸への思いだけはぶれない。「一番近いチャンスが東京五輪だと思うので、目指していきたいです」。超一流の階段を上るため、「尊敬してます」と語る清宮と切磋琢磨(せっさたくま)して成長する。

 テレビ越しに見た先輩に「すごい選手だと思いました」と衝撃を感じた。「投手目線で甲子園を見ていたんですけど、どこに投げても打っている印象でした」。今後、紅白戦などで対戦する機会があれば、「何が足りなくて、何が通用するのか知りたいです」と胸を借りるつもりで真っ向勝負する。

 栗山監督も東京五輪へ期待を寄せ、状態を見た上で「早いデビューを」と早期1軍登板の可能性を示唆した。まずは先発ローテ入りを果たし、チームの日本一奪還に貢献する。北の大地で、清宮と新時代の先導者になる。

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