ソフトバンク・工藤監督、先手必勝だ「初回に点取ればCSのように一気に優勢に」
ソフトバンクの工藤公康監督(55)が22日、セ王者の広島と戦う日本シリーズも「先制パンチ」が鍵になると強調した。
西武との激闘から一夜明け、福岡に戻った指揮官の表情には安どと責任感が入り交じっていた。23日のオフを挟み、24日に練習を再開。これから広島対策などの準備を進めていくが、一つの重要なテーマは決まっている。「先手必勝」だ。
工藤監督が指揮官として臨む日本シリーズは2015年、17年に続いて3度目で、今回初めて敵地スタート。ビジターで始まるメリットを「初回に点を取れば、今回のクライマックスシリーズのように一気に優勢になる」と指摘。敵地での西武とのCSファイナルSでは勝った全4試合で先制し、うち3度は初回に得点した。短期決戦でビジターチームがペースをつかむには先制が最重要とみる。
「西武の応援団もすごかった。その中でも力を発揮できたのはプラス」。広島ファンは12球団でも一、二を争うほど熱狂的だが、先制パンチで黙らせる意気込みだ。