巨人、上原で王手 由伸監督日本一花道へ同級生が先勝取った!

 「セCSファーストS・第1戦、ヤクルト1-4巨人」(13日、神宮球場)

 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は13日、セ、パ両リーグのファーストステージ(3試合制)が開幕し、セは3位巨人が2位ヤクルトに4-1で、パは2位ソフトバンクが3位日本ハムに8-3で快勝した。14日の第2戦で巨人が勝てば3年ぶりの、ソフトバンクが勝つか引き分ければ5年連続でのファイナルステージ進出が決まる。

 魂の17球で、巨人・上原が仁王立ちした。1回1/3、打者4人を完璧に封じCSでは、自身2008年10月23日・中日戦以来となる10年ぶりの勝利投手に。G党の大歓声を浴び「短期決戦は、自分に勝ちがつくというよりチームに勝ちがつけばいい」と何よりも自軍の勝利を喜んだ。

 1点リードの五回2死二塁で登板。迎えた打者は「嫌な感じだった」という今季被打率・667の山田哲だった。しかし、直球とスプリットを巧みに使い、空振り三振に。六回にも回またぎでマウンドに上がり、相手中軸を斬り、ファイナルS進出王手への流れを呼び込んだ。

 今季限りでの退任を決めた同級生の高橋監督に対し「思うことだらけですよ」とあふれる思いをしまいこんでいた。開幕直前に日本球界復帰も、期待に応えられず悔しい日々が続いた。それでもこの日のヤマ場でマウンドを託された。寄せられた信頼に最高の結果で応えてみせた。

 同級生右腕の熱投に、指揮官は「場数を踏んでいるピッチャーだから、こういったところでやっぱり出てくれたね」と目を細めた。14日に勝てば突破が決まる。先発の菅野に対し、上原は「あしたは全部1人で投げきってください」と笑いを誘い「あと1つという気持ちしかない」と勝利への闘争心をたぎらせた。

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