巨人・上原 イニングまたぎ圧巻投球で流れ渡さず「気持ち切らさず。あとひとつ」

 「セCSファーストS・第1戦、ヤクルト1-4巨人」(13日、神宮球場)

 レギュラーシーズンで3位の巨人が、2位のヤクルトを下し、ファーストS突破に王手をかけた。

 打線が8連敗中だったヤクルトの先発・小川から初回に岡本の犠飛で先制すると、同点で迎えた三回には坂本勇が左越えにソロ本塁打を放ち、勝ち越した。七回は「7番・中堅」で先発出場した陽岱鋼の適時二塁打で1点を追加すると、代わったハフから代打・亀井もタイムリーを放ちリードを3点に広げた。

 投げては先発の今村が4回2/3を1失点。1点リードの五回に、2死から坂口に左線への二塁打を許すと、高橋監督はベテランの上原を2番手でマウンドに送り、これが吉。上原はこのピンチで山田哲を空振り三振に仕留めると、回またぎとなった六回はバレンティン、雄平、大引のクリーンナップを三者凡退に打ち取った。その直後の七回に上原の代打・亀井のタイムリーなど打線が2点の追加点を奪い、流れを渡さなかった。

 1回1/3を無安打無失点で、2008年以来となるCS勝利投手となった上原は、「とにかく0で抑えることができ、うれしいですね。投げ終わった後にもう1回と言われたので、気持ちを切ることなく、次の回にいけることができました」と振り返り、「こういう短期決戦は何点でもあっていいわけですし、守る方は1点でも少なくっていうことでね、それができたいい試合でした」とベテランらしい冷静な目で試合を分析した。

 14日の第2戦に先発するエースの菅野に対しては「ひとりで投げきってください」とエール。ファンには「あとひとつ勝ってファイナルにいけるように頑張ります」とアピールしていた。

 ヤクルトは先発の小川が6回1/3を5安打4失点。打線は巨人の継投の前に散発4安打、二回に中村の同点タイムリー二塁打による1点に終わった。第2戦は原が先発する。

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