「秋季高校野球大阪大会・準々決勝、大阪桐蔭１１－９関大北陽」（１１日、万博記念公園球場）

　史上初センバツ３連覇＆３季連続の甲子園優勝を目指す大阪桐蔭が、薄氷の勝利をつかみ４強へ進出した。

　２点リードの九回２死満塁で同点適時二塁打を浴びたが、延長十一回に代打・藪井駿之裕内野手（１年）の適時打で勝ち越した。

　終盤までは優位に試合を進めていた。３番・西野力矢内野手＆４番・船曳烈士外野手の１年生コンビは、２人で７安打５打点の大暴れを見せた。

　初回は西野が先制の左中間適時二塁打を放つなど２点を奪った。直後の初回に３点を奪われて逆転を許したが、三回に同点に追いついた。

　四回は２番・宮本涼太内野手（２年）が中越え適時三塁打を放って勝ち越すと、１死三塁から西野、船曳が連続適時打を放ち、この回に４点を奪った。

　１点差に詰め寄られていた六回は、１死から西野が右中間二塁打を放ち、船曳が左翼席へ２試合連発となる２ランで、粘る関大北陽を突き放した。

　西野は今大会で３本塁打を放ち、全試合で打点を記録。船曳も５回戦・懐風館戦で一発を含む３安打４打点の活躍を見せている。

　大阪桐蔭は春夏秋の大阪大会４３連勝。旧チームと合わせて、今年の公式戦は無敗の３５連勝となった。

　準決勝は大阪偕星学園と対戦する。

　両校の先発は下記の通り。

【先攻・大阪桐蔭】

１番・左翼　柳本

２番・二塁　宮本

３番・一塁　西野

４番・右翼　船曳

５番・捕手　石井

６番・三塁　山田

７番・中堅　中野

８番・遊撃　榎木

９番・投手　新井

【後攻・関大北陽】

１番・中堅　三杉

２番・二塁　村田

３番・右翼　幸松

４番・左翼　倉岡

５番・三塁　赤松

６番・一塁　林

７番・遊撃　西川

８番・捕手　伊藤

９番・投手　松村