ヤクルト奥村 プロ初本塁打で阪神に引導
「阪神1-2ヤクルト」(4日、甲子園球場)
ヤクルトの奥村展征内野手(23)がプロ初本塁打を放ち、阪神に引導を渡した。
1-1の同点で迎えた九回、2死。ドリスの150キロ直球をとらえる打球を右翼ポール際へと運んだ。プロ5年目で本塁打ゼロだった伏兵に浴びた一発。マウンド上のドリスは打球の行方を追いながら、当惑の表情を浮かべた。
この一撃が決勝点となり阪神は敗戦。4年ぶりのBクラスが確定した。
奥村は四回には、星の先制タイムリーを導く左前打も放つ活躍でチームの4連勝に貢献した。
阪神が“終戦”を迎えた甲子園でのヒーローインタビュー。奥村は「この試合を勝ち切れて良かったです」と笑顔。「(本塁打は)うまく風に乗ってくれた。スタンドにいってくれて良かったです」と声を弾ませた。「僕の場合はとにかく1打席、1打席。とにかく結果を出していかないと。1打席を大事にしていきたい」と力強く語った。