「巨人１－０ＤｅＮＡ」（２８日、東京ドーム）

　巨人が九回、長野のサヨナラ本塁打となる１２号ソロを放った。０・５差だったＤｅＮＡを抜いて、３位に浮上した。先発した菅野は今季７度目の完封で、１４勝目（８敗）。

　長野がエースの意地に報いた。ＤｅＮＡの先発はルーキー東。今季５度対戦して５敗している“天敵”に、この試合も７回無得点に封じ込められた。

　しかし、東は七回で降板。八回はパットンに抑えられたものの、九回に歓喜の瞬間が待っていた。

　１死から３番手・砂田の初球をファウルとした後の２球目。高々と上がった打球は放物線は左翼席の最前列へ。菅野らナインが大喜びする中、長野がホームを踏んだ。

　この日は、ＤｅＮＡと巨人のＯＢで、ＢＣリーグ栃木から今季限りでの引退を表明した村田修一さんのためのセレモニーが行われた。お立ち台で長野は「村田さん見てますか～良かったです！」と声をかけていた。