ヤクルト・ドラ1村上、2000年代生まれ1号 高卒新人球団2人目初打席初本塁打

 「ヤクルト2-4広島」(16日、神宮球場)

 本拠地に充満する期待を、そのまま現実に変えた。4点を追う二回1死一塁から、ヤクルトのドラフト1位・村上が史上7人目、球団では16年・広岡以来2人目の高卒新人のプロ初打席初本塁打。右翼席に消える豪快な弾道に大歓声があがる中、右手人さし指を突き上げた。

 「6番・三塁」で1軍初昇格即スタメン。初回いきなりの悪送球が失点につながっていた。「なんとか取り返そうと、必死に食らいついた結果」と観戦する両親の前での名誉挽回の一発を喜んだ。

 12球団を通じ、2000年代生まれの選手では初アーチ。小川監督は「エラーしたけど、その後の打つ姿勢がよかった」と高く評価した。「ホームランはうれしいこと。もっと打てるように頑張りたい」と表情を引き締めた18歳の大砲。最高の第一歩を踏み出した。

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