U18韓国が延長タイブレーク制し5度目V 輝星を攻略のキムは圧巻の逆方向弾

 「U18アジア選手権・決勝、韓国7-5台湾」(10日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎)

 韓国がタイブレークの激戦を制し、2大会ぶり5度目の優勝を決めた。タイブレークとなった延長十回に、2者連続スクイズを決めるなど4点を奪い、リードを守り抜いた。

 韓国はすでにドラフト指名を受けた選手が4人おり、台湾もプロ入りが決まっている選手が5人いる。日本を破った両チームは、決勝でもハイレベルな戦いを見せた。

 台湾は先発に、身長193センチで最速148キロの2年生右腕・李晨薫投手を起用。地元で「台湾の大谷」と呼ばれており、米大リーグからも注目を集める逸材は、大舞台でも素質を見せた。

 二回には、韓国プロ野球・斗山入りが決まっている4番のキム・デハン外野手に対して、自己最速を更新する150キロを計時した。

 しかし、キム・デハンも負けていない。7球目の150キロを捉え、右翼席へ同点ソロを放った。外野手登録ながら、投手として最速154キロを記録する身体能力の持ち主。1次L・日本戦で3ランを放った吉田輝星(3年)=金足農=に続き、台湾の逸材も攻略した。

 同点に追いつかれた台湾は、三回途中から米マリナーズとマイナー契約している左腕・張景淯投手を投入。四回に勝ち越しを許したが、打たせて取る投球を続けた。

 すると、1点を追う六回に台湾打線が奮起した。右横手からの150キロを超える直球が武器で、韓国プロ野球・ロッテ入りが決まっているソ・ジュンウォン投手から2点を奪った。

 だが、韓国も一歩も引かない。七回に同点とすると、今度はソ・ジュンウォン投手が意地を見せた。七回2死二塁は最速152キロの直球を記録し、勝ち越しを阻止した。

 その後は同点のまま延長戦へ突入。延長十回から大会規定によりタイブレークとなり、無死一、二塁の継続打順からスタートした。

 台湾は4点を追う延長十回に、無死満塁とした。韓国プロ野球・KIA入りが決まっている左腕、キム・キフンから2点を奪ったが、あと一歩及ばなかった。

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