巨人・岡本、松坂撃ち!2戦連発28号 大暴れ3安打、セ2位89打点

 「中日9-13巨人」(2日、ナゴヤドーム)

 尊敬の念を抱くスターから放ったアーチに、巨人・岡本は喜びを隠しながらダイヤモンドを一周した。松坂から初めて打った本塁打が決勝の先制3ラン。怪物打ちに成功し「うれしいです」と短い言葉に感情を込めた。

 一回1死二、三塁。1ボールからの2球目、カットボールをセンターへはじき返した。バックスクリーン右へ飛び込む2戦連発の28号3ラン。「センター方向に狙っていった。いい結果になってよかったです」。初の30号到達も見えてきた主砲は「あんまり意識はしていないです」と冷静に話した。

 頼りになる4番は二回にも松坂から左越えへ適時二塁打。遠征先でも早出練習を欠かさない22歳は3安打4打点の大暴れ。今季89打点はビシエドを抜きリーグ2位に躍り出た。残り19試合、100打点到達の可能性を残す成長著しい第89代4番に高橋監督は「すごいですね。本人の実力なんじゃないんですか」と目を細めた。

 二回は亀井、ゲレーロも適時打で続き、この回4点を追加して怪物をKO。17安打で大量13点を奪い、中日の終盤の追い上げを振り切った。「最後まで粘り強くいい攻撃ができた」と指揮官。打線が上向いてきた巨人が2カードぶりの勝ち越し。9月こそ貯金生活に転じる。

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