ロッテ、苦手・有原撃ちで連敗ストップ 井口監督のゲキ実る「打ち崩せて良かった」

 「日本ハム1-3ロッテ」(14日、札幌ドーム)

 円陣の中でロッテ・井口監督のゲキが飛んだ。今季3戦3敗の有原の前に五回までわずか1安打。六回表に指揮官が動いた。「もっとバットを短く持ってコンパクトに振るんだ」

 先頭の平沢がストライクを果敢に打って出た。右前打。加藤が送ると藤岡が中前に先制打を放った。さらに中村、鈴木が適時打。この回3連打を含む5安打で3点を奪った。突破口をこじ開けた藤岡は「内角の甘めの真っすぐに必死で食らいついた。投手(有吉)が点をほしいところだったので良かった」と振り返った。

 八回から松永、そして内が九回をしのいで7月10日以来の22セーブ目を挙げた。チームの連敗は5でストップ。「前回もやられている投手なので連打で打ち崩せて良かった」。井口監督が久々の笑顔を見せた。

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