OBつんく♂激励も…近大付打線沈黙 「校歌を歌うことで恩返ししたかった」

 「第100回全国高校野球選手権・1回戦、前橋育英2-0近大付」(7日、甲子園球場)

 いつも応援してくれる先輩に勝利を届けることはできなかった。1時間37分の投手戦。5安打2失点で敗れた近大付(南大阪)のプロ注目エース・大石晨慈投手(3年)は「ここで終わるようなチームではなかった。あっという間だった」と唇をかんだ。

 二回に2死から四球を与え、次打者の右翼線二塁打で先制点を献上。四回にも2安打で追加点を許した。六回1死から5者連続三振を奪うなど、五回以降は無安打投球。1年夏から背番号「1」をつける左腕は「後半は腕を振れた」と本来のキレを披露したが、最後まで打線の援護がなかった。

 南大阪大会前、同校OBで音楽プロデューサーのつんく♂からスポーツ飲料の差し入れが届いた。藤本博国監督(48)には「夢を夢で終わらせず、やり切ることが今後につながるから頑張ってほしい」と激励メールが送られていた。

 「校歌を歌うことで恩返ししたかった」と同監督。大石は「たくさんの応援が力になった。自分の責任」と短い夏を悔やんだ。

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