ロッテ・石川「肩に力が入らない感じ…」1回持たずにKO
「日本ハム14-1ロッテ」(31日、釧路市民球場)
先発のロッテ・石川が右へ左へ、そして中堅へ。打球を追って視線を走らせた。
2/3を被安打11で10失点。いずれも自己ワースト。51球のKOは衝撃的だった。
「序盤で(試合を)壊してしまった。2試合続けた」と振り返った。24日のソフトバンク戦(京セラD)で先発したが、この時も二回を終了時(2失点)に右肩の不調を訴えて降板していた。
「痛みはない。違和感もないです。(右)肩に力が入らない感じです。力の使い方なのか、どこかフォーム的な問題なのか…」
先頭・西川、松本に連打されて無死一、二塁。近藤は中飛に打ち取ったが、中田に左へ先制打を浴びた。
レアードも安打で続き満塁。アルシアに走者一掃の二塁打を左へ運ばれた。さらに渡辺への死球と石川亮の安打で再び満塁。中島卓には適時内野安打、さらにまた満塁として松本、近藤、中田(二塁打)に3者連続適時打を喫した。
レアードを投ゴロにして、2番手の西野がマウンドに上がり、アルシアを三振に切って一回が終わった。
思うようにボールが操れなかった。石川らしい粘りがなかった。
井口監督は「本人が大丈夫と言っていた。いけると話していた」と語り、「一回飛ばしてもいいかも」と様子を見る方針だ。
「早く(原因を)見つけたい」。プロ初の経験に石川は首をかしげるばかりだった。