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横浜3年連続の夏切符 万波、看板弾!3安打4打点 開幕前の不振からはい上がった

 「高校野球南神奈川大会・決勝、横浜7-3鎌倉学園」(29日、横浜スタジアム)

 東のタレント集団が聖地に乗り込む。南神奈川大会は決勝が行われ、横浜が3年連続18度目の出場を決めた。プロ注目の万波中正外野手(3年)は先制打&今大会2号2ランを含む3安打4打点と大暴れ。松坂大輔(現中日)を擁して春夏連覇した1998年以来20年ぶりとなる夏の甲子園制覇へ、右の大砲が大舞台でも打ちまくる。

 並々ならぬ思いを、万波は打球に込めた。2点リードの三回無死二塁。甘く入った初球を逃さなかった。高校通算40号は、左翼席上段の看板にぶち当てる130メートル弾だ。準々決勝で放ったバックスクリーン直撃弾に続く特大アーチをかけて“ハマスタ男”ぶりを発揮。「一挙手一投足にいろんな感情が表れた」と拳を突き上げた。

 どん底からはい上がり、最後の夏も聖地への切符をつかんだ。「この試合に懸ける思いは、チームの誰よりも強かった」。決勝の相手は昨秋の神奈川大会準々決勝でコールド負けした鎌倉学園。4番として出場し、無安打に終わった。今春の神奈川大会準決勝でチームは12-0と五回コールド勝ちしたが、万波自身は途中出場で結果を残せなかった。

 それだけに燃えていた。初回に中堅フェンス直撃の2点適時二塁打で先制パンチ。本塁打を挟み、八回は左翼フェンス直撃の二塁打。規格外のパワーを見せつけて借りを返し、チーム史上初の3年連続出場に貢献した。

 試練も乗り越えた。打撃不振に苦しみ、今春は公式戦でスタメン落ちを経験。1月後半には主力が暮らす寮から離れて自宅からの通学生活に。現在も都内の自宅から通っており「自分と対話する時間というか、そういうのは多かった」と万波。その結果チームが勝つことを最優先に考えられるようになり、今夏は当初メンバー外だったが登録変更で開幕直前に背番号「13」を勝ち取った。

 精神的に成長を遂げると打撃の調子も上向いた。体が開かないように打撃フォームを修正。今大会は全6試合に先発出場し、24打数13安打で打率・542、2本塁打、12打点をマーク。4回戦から4番に返り咲き、見事に復活を果たした。

 次なる戦いの場は自身3度目の甲子園だ。本職の外野だけではなく、この日守った一塁に加え、最速147キロを誇る投手としても出番を待つ。「一泡吹かせてやろう」と投打フル回転でチームを支える覚悟だ。「日本一を目指して頑張る」。よみがえった右の大砲が最後の夏を最高の夏にする。

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