報徳学園・小園、決勝弾 「自分でも驚いた」バックスクリーンへ

 「高校野球東兵庫大会・4回戦、報徳学園4-2滝川二」(22日、ウインク球場)

 東兵庫大会では、今秋のドラフト1位候補、報徳学園の小園海斗内野手(3年)がバックスクリーンへ豪快な決勝2ランをたたき込んだ。この一発で最大のライバルと目されていた滝川二を粉砕。大阪桐蔭の根尾昂内野手(3年)と並ぶ世代屈指のスラッガーが実力を発揮し、8強進出へ導いた。

 役者が違う。1-1の七回、無死一塁で前打者の9番・大崎がスリーバント失敗。続いて打席に入った小園は、なんとも言えない空気を吹き飛ばすどころか、一振りで試合を決めてみせた。

 「なんとかして絶対にかえそう」。不思議と自然体だった。2球目、甘く入った直球を逃さずフルスイング。「入れ!」と祈りながら一塁を蹴る頃、120メートルある中堅フェンスを楽々越えて着弾した。「球場でセンターへのホームランは今までなかった。自分でも驚いた」。阪神を含む複数球団のスカウトが熱視線を送る中、放った高校通算37号は自身も目を疑うほどの会心の一打。大角健二監督(38)も「流れが悪い中、単なるホームランではない」と絶賛した。

 滝川二は春季県大会で1-2で敗れた因縁の相手。数日前から、どこか気持ちが高ぶっていた。「少し早く来て練習したり、考え事をしていたり。いつもの小園じゃなかった」と指揮官。1時間ほど早くグラウンドに行き、素振りやティーバッティングを繰り返した。球場もベンチの位置も、先攻という状況までもが前回対戦時と同じ。しかし「夏は勝つだけ」。万事を尽くしたからこそ、嫌な感覚はなかった。

 五回には二塁打を放ち、死球で出た九回はすかさず盗塁。事実上の決勝戦とも言える大一番で、ハンパないインパクトを残した。「絶対に甲子園へ行くという気持ちが伝わったホームランだったと思う」。勝負所で輝くからこそ価値がある。第一シードを破っての8強入り。8年ぶりの甲子園へ大きく前進した。

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