阪神ドラ1候補、大阪桐蔭・根尾は「桑田になれる」野手だけでなく投手としても評価

阪神が今秋ドラフト1位候補に挙げる大阪桐蔭・根尾
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 阪神が今秋ドラフト1位候補に挙げる大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)について、野手だけでなく投手としても評価していく方針であることが6日、分かった。当初は体格的な問題から野手として獲得リストに載せる声が挙がっていたが、センバツで2年連続胴上げ投手になった素質、強じんなメンタルを「桑田みたいになれる可能性がある」と球団幹部。7日に開幕する大阪大会では投手、野手両面から根尾の最後の夏を追っていく。

 100回大会の主役となりえる逸材だからこそ、持てる可能性はドラフトまで消さない。阪神が根尾を野手だけでなく、投手としても評価していく方針を固めた。球団幹部は「すごくマウンドで映える選手。桑田みたいになれる可能性も秘めている」と評価する。

 当初は身長177センチと投手としては小柄であることから、野手として評価する声が挙がっていた。体がはち切れんばかりの強烈なスイングと、独特のステップを踏む遊撃の守備、そして強肩。高校生野手はチームの補強ポイントでもあることから、早い段階からドラフト1位の有力候補に挙がっていた。

 その一方、センバツでは投手として史上3校目の連覇に貢献。2年連続で胴上げ投手になったのは長い高校野球の歴史でも初の快挙だった。最速140キロ後半の直球にキレのあるスライダーもさることながら、重圧のかかる試合で大観衆の前でも動じない強じんなメンタル。そしてチームを勝利に導ける投球センスに着目する。

 巨人で173勝をマークした桑田氏も身長は174センチと決して大柄ではなかった。だが、甲子園で歴代2位の通算20勝を挙げ、プロ1年目から1軍マウンドを踏んで2勝をマーク。3年目には球団史上最年少で開幕投手に指名された過去もあり、体格だけで根尾の投手としての可能性を消すべきではないと判断している。

 担当スカウトはこれまでの投球データをリポートしており、7日からの大阪大会も投手、野手の両面でチェックしていく方針。甲子園を本拠地とする球団だけに、技術だけでなく精神面も含めたスカウティングが重要だ。

 ドラフト戦略について谷本本部長は「課題は全部。その中でどこの優先順位を上げていくか」と今後のチーム状況を見ながら判断していく方針。その中には投手・根尾の選択肢も含まれている。

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