「ソフトバンク１６－４西武」（１６日、ヤフオクドーム）

　ソフトバンクが球団タイとなる１試合８本塁打で大勝した。

　０－２と先制されて迎えた１回裏、１番・上林が右翼席へ１３号先頭打者アーチ。なおも２死二塁から松田が左翼ホームランテラス席へ１５号２ラン、８番・甲斐にも５号２ランが飛び出した。

　二回には中村晃が８号ソロ、５回には柳田と内川がそれぞれソロ、七回にも柳田と牧原が本塁打を放った。

　強力打線の西武のお株を奪う、初回３本塁打６得点の猛攻。２回にも中村晃の８号ソロで追加点を挙げた。

　１試合チーム最多本塁打のプロ野球記録は、１９５１年・松竹、７６年・阪神、８０年・阪急、ロッテの９本。

　西武は七回、牧原が１号２ランを放ったが、大量失点が響いた。

　プロ第１号本塁打の牧原は「ヒットをという気持ちの中で放ったホームラン。打った瞬間はわからなかった。全力疾走した。ボールは、実家の家族にプレゼントしたい。前半戦はなかなか昇格できなかったが、最後に昇格できて結果が出せてうれしい」と初々しい様子で放った。