英明 食らいついた 大阪桐蔭とドロー エース・黒河が奮投!打線も16安打
「高校野球招待試合、大阪桐蔭4-4英明」(17日、レクザムスタジアム)
今春センバツ優勝の大阪桐蔭を招いた香川県招待試合が16、17日に香川県高松市のレクザムスタジアムで行われた。16日は大手前高松、藤井学園寒川が完敗。17日は高松商が完封負けを喫したが、今春センバツ出場の英明はエース・黒河竜司投手(2年)が好投を見せ、打線も16安打を放って4-4の引き分けに持ち込んだ。
英明が意地を見せた。センバツ王者・大阪桐蔭を相手に4-4の引き分け。投打に粘りを見せ、香川県勢の4戦全敗を阻止した。
エース黒河の力投が光った。強力打線に対し真っ向勝負で10安打4失点。相手4番・藤原に2本塁打を打たれ「甘く入ったら全部持っていかれる」と反省したが、得意のフォークやチェンジアップなどを駆使して7三振を奪った。センバツ優勝投手・根尾と互角以上に投げ合った2年生右腕は「丁寧に投げられた」と胸を張った。
身長180センチの恵まれた体から最速142キロの直球を投げ込み、今春センバツ初戦・国学院栃木戦でも11奪三振の好投を見せた。春からの成長を示した大阪桐蔭との戦い。「最初から飛ばしすぎて後半にバテたので、ペース配分を考え直したい」と夏の大会に向けて課題も見つかった。
打線も根尾から16安打を放った。勝ち越せなかったのは悔やまれるが、香川智彦監督(60)も「よく食らいついた」とナインを称賛。春夏連続の甲子園出場へ、チームは勢いづいた。