楽天・岸、粘投5勝目 通算1500奪三振祝い星

 「交流戦、巨人4-5楽天」(7日、東京ドーム)

 粘って耐えた128球だった。楽天・岸は8回4失点、10奪三振で今季5勝目をもぎ取った。史上54人目の通算1500奪三振も達成し、チームはG倒でカード勝ち越しを決めた。

 「あそこしかなかった」。六回1死、岡本に投じた内角への142キロ直球。7個目の三振を真骨頂ともいえる直球の見逃しで奪った。1点勝ち越した八回2死二塁でも再び岡本に内角直球で見逃し三振。この日10個目の「K」を刻んだ。

 宝刀カーブに糸を引くような直球。精密な制球力は天下一品だ。大台到達に「よくここまで(三振を)取れたもんだなと思う。1年目から使ってくれた監督、コーチに感謝したい」と歴代の恩師たちに頭を下げた。同時に「今までリードしてくれたすべての捕手に感謝です」と、金字塔を共同作業で積み上げてきた女房たちへの最敬礼も忘れなかった。

 七回に陽岱鋼のソロで同点に追いつかれたが八回、藤田の右翼ポール際への打球はリプレー検証の結果、ファウルから本塁打へ判定が覆った。粘りの投球を演じたエースに運も味方した。

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