ロッテ・石川、ヤクルト・石川との“石川対決”制す「この球場が好きになりました」
「交流戦、ヤクルト1-5ロッテ」(29日、神宮球場)
ロッテの先発右腕・石川歩投手が、ヤクルトの先発左腕・石川雅規投手との“石川対決”を制して、5勝目(3敗)を挙げた。
制球良く凡打の山を築き、7回2/3を5安打で、失点は西浦の3号本塁打による1点に抑えた。
ロッテ・石川は「神宮球場?あんまり好きな球場ではないがいい投球ができて良かった。前回は六回に打たれていたので…。1点(のリードは)あると思わずに同点のつもりで投げていました。きょうはヒットも打ってバントもできたので、この球場が好きになりました」と笑顔をのぞかせていた。
一方のヤクルト・石川は6回1/3を6安打も4失点。二回、七回と四死球からの失点が痛かった。石川は2敗目(2勝)。交流戦は2015年5月30日のソフトバンク戦から8試合白星なしの6連敗となった。
昨年の交流戦11位のロッテは、打線が二回に鈴木の中前適時打で先制。七回には清田の右前タイムリーと相手野選などで3点を奪い、九回には田村の適時打で加点。いずれも四死球の走者を得点につなげた。
同様に12位のヤクルトは、4点を追う九回、ロッテの守護神・内から四球と安打などで1死一、二塁とし、代打・荒木の打球は中前へ。これを荻野がワンバウンドで捕球。三塁から二塁へと転送され、併殺が完成した。
ヤクルトの小川淳司監督から「ノーバウンド捕球」というリクエストでリプレー検証が行われたが、判定は覆らず、試合終了となった。