ドラフト候補の天理・太田を阪神本部長視察「遊撃はいい選手が多くて楽しみ」

 「高校野球春季奈良大会・準々決勝・天理7-1生駒」(5日、佐藤薬品スタジアム)

 今秋ドラフト候補の天理・太田椋内野手(3年)が、谷本球団本部長ら4人で視察した阪神など6球団11人のスカウト、編成担当にアピールした。

 「3番・遊撃」で2打数1安打2打点。3四球を選び、二盗も決めた。「打てる球を待って打席に入って、四球でつなげられてよかった」。堅実なプレーで4強へ導いた。

 181センチ、76キロの右投げ右打ち。昨夏は甲子園4強進出に貢献し、高校通算25本塁打を放っている。今秋ドラフト1位候補の大阪桐蔭・根尾昂内野手、報徳学園・小園海斗内野手(ともに3年)と比較される近畿の“遊撃ビッグ3”の一角だ。

 阪神・谷本球団本部長は「足も見せてくれたし、守備も軽快」と評価。「遊撃はいい選手が多くて楽しみ」とすでに生チェックしている小園に続き、今後は根尾も視察する予定だ。

 太田は同級生2人に対して「根尾君は身体能力が高い。小園君は華がある。僕は堅実な守備がスタイルだと思っている」。追い付き追い越す意気込みで、プロへの道を切り開く。

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