東洋大・上茶谷リーグ新20K 三回1死まで8連続も!

 「東都大学野球、東洋大4-3駒大」(4日、神宮球場)

 プロ注目の本格派右腕、東洋大の上茶谷大河投手(4年・京都学園)が駒大戦でリーグ新記録の1試合20奪三振をマークした。これまでの記録は1992年秋の門奈、2002年秋の堤内(ともに日大)の18奪三振。東洋大は4-3で延長十回サヨナラ勝ちし、2勝1分けで勝ち点3とした。

 バットが空を切る打者の姿を、マウンドから涼しい顔で見続けた。東洋大の上茶谷はリーグ記録を塗り替える20奪三振。ドラフト上位候補の評価にふさわしい力投に「変化球全部で勝負できた。(歓声で)記録を超えたのは分かったが、やったという感じはなかった」と静かに振り返った。

 一回は3者連続空振り三振。二回には振り逃げもあって4人から三振を奪い、三回1死まで8連続の離れ業だった。八回の先頭打者からスライダーで新記録の19個目を奪い、149キロの外角直球で20個に到達した。

 鋭く落ちるスプリット、緩く曲がる球など緩急、高低を効果的に使った。特に楽天・岸に刺激を受け、あまり投げてこなかったチェンジアップを多投し打者を翻弄(ほんろう)。今季初登板で16三振を奪った右腕がこの日も高い能力を示した。

 疲労から、九回は球が甘くなって3連打され、渋い表情で降板した。快記録を今季5勝目で飾れなかったが、チームは延長十回にサヨナラ勝ちし「記録より九回が…。チームが勝ってくれて良かった」と少し頬を緩めた。

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