今秋ドラ1候補の東洋大・上茶谷 チームを3連覇に導き、MVP、最優秀投手

 「東都大学野球、東洋大9-0亜大」(31日、神宮球場)

 今秋ドラフト1位候補の東洋大・上茶谷(かみちゃたに)大河投手(4年・京都学園)が6回無失点の好投でチームを3連覇へと導いた。3試合連続となる先発マウンドに上がり、リーグ単独トップの6勝目。最高殊勲選手、最優秀投手に加えベストナインにも選出された。

 3連投の影響を全く感じさせなかった。初回を投げ終えると「完投したぐらい」という疲労感。それでも四回に亜大の4番・頓宮を迎えると、この日最速の146キロで見逃し三振に斬った。

 フル回転の活躍で投球の幅が広がった。敗戦投手となった亜大1回戦の途中からフォームを修正。力みが抜けテンポが良くなった。この日も被安打わずか1本のみ。「その日の調子によって変えられる」と変幻自在の投球に手応え十分だ。

 充実のシーズンだった。開幕のマウンドを任されると、4日の駒大3回戦ではリーグ新記録となる1試合20奪三振。シーズン最多奪三振記録も87で歴代7位に入った。

 中日・正津スカウトも「ピッチングのコツを覚えた感じ」とタフネス右腕を絶賛する。歓喜の中でエースは、「日本一しか目指すところがない」と全日本大学野球選手権(6月11日開幕、神宮など)へ向け決意を新たにした。

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