【一問一答】大阪桐蔭・西谷監督 智弁和歌山との決勝「絶対に負けたくない」
「選抜高校野球・準決勝、大阪桐蔭3-2三重」(3日、甲子園球場)
大阪桐蔭が延長12回サヨナラ勝ちで2年連続の決勝進出を決めた。史上3校目のセンバツ連覇へあと1勝とした。西谷浩一監督(48)の試合後のコメントは以下の通り。
-厳しい試合だった。
「全員で粘り抜けました。選手には後攻だから延長に入ったらうちが有利だ、とは言っていました」
-延長12回2死一塁は、エンドランで4番・藤原がサヨナラ打を放った。
「1人ではなく、全員でやろうということで動かしました」
-センバツ連覇へ王手となった。
「去年の夏、仙台育英さんに負けた次の日から新チームを作り、春の日本一を取りたいと思ってやってきました。挑戦権を取れたので、絶対に日本一になりたいと思います」
-三重の先発・定本投手の攻略に苦しんだ。
「彼が1年生と2年生の時に練習試合をしているのですが、1年生の時は1死も取れずに交代して、2年生の時も桐蔭が打っていました。彼自身も意地があったのでは。彼の投球にやられたし、成長を感じました」
-根尾が好リリーフを見せた。
「今日は根尾に柿木が先発と伝えていましたが、ショートからの登板を想定しておくように伝えていました。試合前に早めに準備しておくように言ったら『できました』と言うので、早すぎるやろうと言いましたけど(笑)。でも、だからこそ思い切って柿木を早めに代えました。捕手も今日の根尾はビンビンと言っていました」
-決勝は智弁和歌山と対戦する。
「(昨秋の公式戦3度を含めて)4度目ですか。高嶋先生はずっと『桐蔭とやって勝ちたい』とおっしゃっていますし、大会前には『うちとやるまで負けたらあかんで』と言ってくれました。尊敬している監督の1人ですし、お互い意地があるので絶対に負けたくないですね。智弁和歌山さんは、神がかり的な粘りがあるので、粘り合って絶対に勝つ気で挑みます」