星稜・奥川、火の玉好救援 MAX146キロ!ピンチでオール直球斬り

 「選抜高校野球・2回戦、星稜11-2富島」(29日、甲子園球場)

 2回戦2試合と3回戦1試合が行われ、星稜(石川)と三重が初戦を突破し、3回戦に勝ち上がった。星稜は初出場の富島(宮崎)を11-2で下し、春は23年ぶり勝利。背番号「11」で来秋ドラフト候補の奥川恭伸投手(2年)が、最速146キロの直球を武器に三回途中から6回2/3を無失点と好救援した。三重も日大三(東京)に8-0で快勝。東海大相模(神奈川)は静岡を退け、8強入りした。

 スーパー2年生が、自慢の直球で重苦しいムードを一変させた。三回。先発した背番号「1」の竹谷が逆転を許し、マウンドを降りる。その際、先輩右腕から「ゴメン。頑張ってくれ」と声を掛けられ、奥川の闘争心に火が付いた。

 1死一塁、4番・井本へ投じた4球は全て直球で空振り三振。続く中村にもオール直球で3球三振に斬った。圧巻の7球で負の流れを断ち切ると、その裏に味方打線が打者一巡の猛攻。一挙7得点で逆転に成功した。

 甲子園初マウンドは6回2/3を散発5安打で無失点、6三振を奪った。大舞台での好投は昨秋以降の取り組みにあった。通学中の電車内、指でクリップを開いたり、閉じたりする動作を繰り返した。指の掛かりをよくする狙いで「しっかり引っ掛かる感覚が付いて、ボールの回転数も上がった」と手応えを実感する。

 “指力”を鍛えた成果は数字にも表れた。この日の球場表示は最速144キロだったが、ネット裏のスカウトのスピードガンでは自己最速タイの146キロを記録。それでも、奥川は「調子はよくなかったけど、任された以上はしっかり抑えないといけないと思った。点数は30点」と決して満足していない。

 阪神・筒井スカウトは「雰囲気は2年生に見えない。気持ちも強いし、投手としての大切なものを持っている。非常に楽しみ」と称賛。早くも来秋のドラフトの目玉になる予感が漂う素材だ。

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