ロッテ・井上、開幕戦の4番に「気負いはなし」

 開幕戦で4番に座る5年目の井上晴哉内野手(28)がロングティーで最後を締めた。

 この日の練習中、井口監督から正式に言われた。

 プロ1年目の14年、ソフトバンクとの開幕戦で4番を務めており、「新人の頃を思い出す。気負うことはなにもない」と自然体を強調した。

 それでも、最後は井口監督からのアドバイスを受けて、ロングティーで最後を締めた。

 「下半身を使えていなかったし、体を大きく使おうということです。3日前からやっています。いいタイミングでアドバイスをもらいました」

 オープン戦14試合のうち12試合で4番に座り、打率は2割で1本塁打。終盤に来て調子を落としており、どうしても小さくまとまりがちだった。

 「(井口監督は)ボクのことを分かっているようです。構え始めたな、どんなメンタルか…。一番近くに感じますね」

 4番候補として獲得したM・ドミンゲス内野手(28)は調子が上がらず、イースタン戦に出場して調整を続けている。角中も背中痛などで開幕スタメンから外れる。

 楽天の開幕投手・則本とは5年間対戦がない。「フレッシュな気持ちでいける。打席に立って怖いものはない。強い球を打ち返す。昨年の秋から取り組んできましたから」。

 日本人野手ではパワーナンバー1。アジャこと井上が“覚醒”の時を迎えた。

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