「オープン戦、オリックス－ＤｅＮＡ」（１７日、京セラドーム大阪）

　ＤｅＮＡのアレックス・ラミレス監督は試合前、今季の開幕戦となる３０日のヤクルト戦（横浜）の開幕投手、および今季のエースに石田健大投手にしたと発表した。石田は昨季に続き２年連続の大役。チームで２年連続開幕投手は三浦大輔（０４～０７年）以来となる。

　ラミレス監督は「昨季も開幕投手とエースに指名したが、盲腸炎を薬で散らしていたこともあった。その中でも６勝を挙げ、オフに手術をして今年は体調も万全。今年は必ず１０勝をして、優勝に貢献してくれる」と決断の理由を明かした。

　石田には１５日に遠征先の宿舎で伝えたといい、投手コーチがフォームチェックをすると呼び出し、監督室で指揮官が開幕投手を伝えるというサプライズ演出での通達となった。

　ラミレス監督は「前回（１０日の日本ハム戦）で３本塁打を打たれているので怒られると思ったらしい」と笑顔。その後はホテルの鉄板焼き店でディナーを共にしたという。石田に対して「よりリーダーシップを出してほしい。２年連続開幕投手で周りの目も変わってくる。そういう振る舞いをしてほしい」と期待を掛けていた。