「選抜高校野球・抽選会」（１６日、大阪・オーバルホール）

　第９０回記念選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が１６日、大阪市内で行われた。５年ぶり出場の高知は、第５日第３試合で瀬戸内－明秀学園日立の勝者と対戦する。相手が決まるのを待つ形となり、島田達二監督（４５）は「２校とも力のあるチーム。しっかり準備したい」と話した。

　チームは本番直前にアクシデントに見舞われた。１４日の練習試合で主将の島内優成捕手（３年）が左足首を骨折。全治２カ月と診断され、センバツ出場は絶望となった。代役として抽選会に出席した副主将のエース・中屋友那投手（３年）は「島内が出られない分、自分がしっかり投げたい」と力を込める。

　島内は２０日に手術を受ける予定で、「精神的にも中心なので、できればベンチには入れたい」と島田監督。主将離脱のピンチをチーム一丸で乗り切り、初戦突破を目指す。