日本ハム・ドラ1清宮「早く回復」を 早実卒業式で笑顔の反撃表明

 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)が16日、東京都内で早実の卒業式に出席した。ラグビーのトップリーグ、ヤマハ発動機で監督を務める父・克幸氏と母・幸世さんが見守る中、クラスメートと久々の再会を喜び笑顔を見せた怪物。治療中の限局性腹膜炎から「早く回復できるように努めていく」と早期の戦列復帰へ意欲をみなぎらせた。

 初等部から12年間通った母校を無事卒業した。現在、限局性腹膜炎の療養中で体調は万全でない。それでも清宮は仲間との再会を喜び、笑顔で卒業証書を受け取った。

 公の場に姿を見せたのは遠征先の広島から緊急帰京した12日以来。「これで卒業なのか、という感じでまだ現実味がないですね。髪が伸びている友達がいたりもして、懐かしかったです」と感慨深げに振り返った。

 3年間で歴代1位の高校通算111本塁打を放った。「野球だけではなく、学業との両立ですとか、人としても多くのことを学びました」。仲間と過ごした有意義な時間を、今後のプロ野球人生にもつなげる考えだ。

 開幕1軍は厳しい状況ではあるが、卒業式後、清宮は「体調面でアクシデントはあったが、少しでも早く回復できるように努めていく」と早期復帰への決意を述べた。13日に都内の病院で診察を受け現在も通院中。吉村GMはこの日「まだ固形物は摂取できず、腸を刺激してはいけない状況」と加療が必要だと説明した。19日まで治療に専念し、復帰は当日以降に判断する。

 栗山監督は開幕1軍の可能性を問われ「もちろんある。幸太郎にとって一番いい選択をしたい。(無理に)間に合わせることはしないが、間に合えば」と、開幕前日の29日まで状態を見極め、最終判断を下す考えだ。

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