「ＤｅＮＡ春季キャンプ」（１６日、宜野湾）

　ＤｅＮＡのドラフト１位・東克樹投手（２２）＝立命大＝が１６日、初めて打撃投手を務め、開幕ローテ入りをアピールした。

　プロ入りして初めて打者に対したが、ロペスと乙坂に計４６球を投げ、ヒット性の当たりはわずか２本。スピードも最速１４５キロを計測。昨季打点王から空振りも奪う堂々の投げっぷりで、「真っすぐを完璧に捉えられることはなかった」と手応えをつかんだ。

　これにはラミレス監督もご満悦。「下半身の使い方が非常によかった。横浜スタジアムへ戻れば、もっとスピードも出ると思う」と期待を膨らませた。

　視察した阪神・嶋田宗スコアラーは「コントロールがいい。相当やっかいな相手になる」と要注意マーク。昨年は新人左腕の浜口に０勝３敗と苦しめられただけに「（今永、石田、浜口と左腕）カルテットやな」と警戒感を強めていた。