NPB ボーク制止判定基準を緩和へ
日本野球機構(NPB)は30日、今季からセットポジションでの静止不十分によるボークの判定基準を緩和すると発表した。
公認野球規則では、投手がセットポジションから投球する際に完全に静止しないで投球した場合は、ボークになると規定している。だが、25日の12球団監督会議で、この“完全静止”の判定基準が厳し過ぎるとの声が多数出たため、審判員が話し合って決めた。
時間が長くなくても審判が静止したと判断すれば、ボークを取らない方針を既に各球団に伝えており、シーズン開幕に備えてキャンプやオープン戦で新基準を説明する。NPBによると、昨季の公式戦でこの規定に該当したボークの判定は42件あった。