ロッテのドラフト１位・安田尚憲内野手（１８）＝履正社＝が２５日、１８８センチ、９５キロの体格を生かすコンパクトな打撃を宣言した。この日、新人８選手による１２日間の新人合同自主トレを打ち上げ「いい練習ができました。キャンプでアピールしていきたい」と確かな手応えを強調した。

　１２月中はパワー系のトレーニングを積み、合同自主トレではスピードを重視してきた。「（体の）切れが出てきた」と話し、今後の打撃向上の武器にする考えだ。

　チームＮｏ．１打者の角中も「高校生の体ではない」と評する堂々たる体格。だからこそ安田は大振りを封印する。

　「体が大きいので目いっぱい振らなくてもボールは飛ぶ」と話し、こう続けた。「そんなに足を上げずに、コンパクトなバッティングを心がける」

　多少疲れはあるようだが、２月１日のキャンプインへまずは順調にプロの第一歩をクリア。「ケガをしたら元も子もないですからね」。安田が１８歳の笑顔を浮かべた。