原辰徳氏、星野さんから「優しさと厳しさ」学んだ 03年退任時、愛の激励に涙

取材に応じる原辰徳氏        
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 巨人前監督の原辰徳氏(59)が6日、すい臓がんのため4日に70歳で死去した楽天の星野仙一球団副会長を悼んだ。

 球団を通じ、「本当に驚きました。そしてショックです。現役でも対戦させていただいて、監督としても戦うことができたのは、私の誇りです。星野さんからは、優しさと厳しさというメリハリを勉強させていただきました」とコメントした。

 「最後にお会いしたのは、昨年の野球殿堂入りを祝う会でした。ご逝去されたことがいまだに信じられません。心からご冥福をお祈りします」と心境をつづった。

 原氏は巨人での第1次監督時代、退任した03年10月7日に当時の星野監督率いる阪神と対戦し、6-2で阪神に勝利した。その後、甲子園で行われたセレモニーで、星野監督から花束を手渡された。「まだ若い。近い将来ユニホームを着るやろう。くじけるなよ。また勉強せいよ」。泣くまいと決めていたという原氏だったが、この闘将の言葉に涙を流し、「尊敬する指揮官である星野監督から、ねぎらいの言葉まで頂き、どう表現していいか分からないぐらい感動しています」とスピーチした。

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