オリックス・山岡泰輔投手（２２）は１日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、２８００万増の４３００万円でサインした。（金額は推定）

　「自分が思っていた以上に評価してもらえた。何も言うことはなかったです」

　８勝１１敗と負け越したが、新人王を獲得した中日・京田と同じ増額幅を勝ち取った。新人ながらシーズンを通して先発ローテを守った点と安定した投球内容が高く評価された。球団新人では過去に２００３年のマック鈴木の３５００万増があるが、これはメジャー経験者のため異例。純粋な新人となれば球団最高の増額幅といえる。

　それでも浮かれることはない。来季に向けて「新しい球種に挑戦していきたい」と縦に変化するカットボールの習得に取り組んでいる。目標を問われれば「１年間ケガせずに投げ切ることは前提。今年以上の成績を残したい」と話し、開幕投手についても「先発をやっている以上は目指すべきところ」と意欲を示していた。