石崎、侍デビュー 上々1回2/3無失点
「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017、日本8-7韓国」(16日、東京ドーム)
JAPANの戦闘服に身を包み、石崎(阪神)が堂々と立ちはだかった。七回からマウンドに上がり、1回2/3を1安打無失点。カクテル光線に照らされた大舞台で、上々の“侍デビュー”を果たした。
3-4の緊迫した場面で4番手としてマウンドに上がった。先頭の具には全て真っすぐで勝負を挑み、最後は外角150キロ直球で空振り三振。後続はスライダーでタイミングを外し、2者連続で内野ゴロに仕留めた。
八回は無死一、二塁のピンチを招いたが、味方の守備にも助けられながら粘りの投球を展開。2死となったところで、左腕・野田にバトンを渡した。「怖がらずに、インコースをしっかり投げ切れたらいいですね」。試合前に宣言していた強い心で、ねじ伏せた。
稲葉監督が「六、七回の苦しい場面で石崎選手というのもある」と予告していた通り、大事な局面でマウンドを任された変則右腕。阪神から唯一選出された侍戦士として、十分に責務を全うした。





