東洋大が完封負け 退任の高橋監督は有終日本一ならず「悔しいな」
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「明治神宮野球大会・大学の部・準決勝、日体大4-0東洋大」(14日、神宮球場)
東洋大が完封負けを喫し、優勝した08年以来9年ぶりの決勝進出を逃した。
三回までに3点のビハインドを背負うと、打線も日体大の来秋ドラフト候補右腕・松本の前に4安打と沈黙。終盤の八、九回に好機を作ったが、本塁が遠かった。
今季限りで退任する高橋昭雄監督(69)は、有終の日本一には届かず。涙を流す選手も多い中で「悔しいな。この試合にかけてたから。万感迫るということはなかった」と最後の指揮を終えた率直な思いを口にした。
46年の監督生活で、東都1部リーグ歴代最多の542勝、全日本大学選手権優勝4度、明治神宮大会優勝2度を誇る名将。「選手の時も含めて50年、東洋大学のユニホームを着られたのは感謝しなきゃいけない。本当に悔いはない」と笑みも浮かべ、会見場を後にした。