なぜ「リクエスト」?「チャレンジ制度」ではない理由 日本で導入のリプレー検証制度

 日本野球機構(NPB)は13日、都内で実行委員会を開き、来季からリプレー検証制度「リクエスト」の導入を正式決定した。本拠地開催のオープン戦から実施され、公式戦では地方試合を含めて全試合が対象となる。

 大リーグの「チャレンジ制度」同様のシステムで、判定に異議がある際に監督からリプレー検証の要求が可能となる。ストライク・ボールなどの判定以外、多くのプレーが対象になるが、名称はあえて「リクエスト」に決まった。

 リプレー検証検討委員会の江幡委員長(ヤクルト)は「日本ではMLB(大リーグ)のようにリプレー検証用にカメラを特別に設置したり、審判とは別のスタッフが別の場所で検証するということはない。カメラ設置にMLBでは30数億円かけているという話もありますが、NPBでは難しい。日本では審判員の負担も増え、チャレンジという審判に対する表現より、審判とチームが協力し合って正しい判定を求めていくという意味を込め、依頼するという表現、いわゆる“リクエスト”という柔らかいものにしました」と説明した。

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