明徳 エース市川1失点完投でセンバツ当確! 馬淵監督「打たれる気せんかった」

 「高校野球・秋季四国大会・準決勝、明徳義塾3-1松山聖陵」(4日、高知県立春野球場)

 準決勝2試合が行われ、明徳義塾(高知)と英明(香川)が来春センバツ出場に当確ランプをともした。明徳義塾はエース・市川悠太投手(2年)が5安打1失点の好投。松山聖陵(愛媛)・土居豪人投手(2年)とのプロ注目右腕対決を制し、3年連続14回目の決勝進出。英明は高松商(香川)との同県対決を六回コールドで制し、3年ぶり2回目の決勝進出を決めた。決勝は5日、高知県立春野球場で行われる。

 ライバルに投げ勝ち、センバツ切符をほぼ手中にした。大一番で5安打1失点。明徳義塾の145キロ右腕・市川は、冷静に勝利のマウンドを振り返った。

 「真っすぐのコントロールが良かった。相手も注目の投手なので、負けたくなかった」

 松山聖陵の189センチの長身エース・土居とのプロ注目右腕対決。視察に訪れたプロ8球団のスカウトの前で、今夏の甲子園マウンドを経験した市川は貫禄の投球を披露した。スリークオーターから繰り出す伸びのある直球と、キレ味抜群のスライダー。九回に1点を失い完封こそ逃したものの、馬淵史郎監督(61)も「打たれる気がせんかった」と称える安定感だった。

 高知大会初戦からここまで6試合、44イニングを1人で投げ抜いてきた。疲労回復のルーティンは「100%のオレンジジュース」だ。毎日、練習や試合後には欠かさず飲んでおり「多いときは1リットルくらい飲みます」と笑顔。10月31日の準々決勝・生光学園戦から中3日、この日も九回に144キロをマークするなど、最後まで球威は衰えなかった。

 6季連続となる甲子園に当確ランプをともしても、気の緩みはない。決勝の相手は英明。「ここは通過点。優勝して、明治神宮大会に行きたい」。秋の四国連覇へ、エースは闘志をにじませた。

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