センバツ制覇の父に「負けたくない」来春出場濃厚の智弁和歌山・黒川

3回智弁和歌山無死、智弁和歌山・黒川は右中間に勝ち越しソロを放つ=大阪シティ信金スタジアム(撮影・山口登)
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 「秋季高校野球近畿大会・準々決勝、智弁和歌山11-4法隆寺国際」(3日、シティ信金スタジアム)

 智弁和歌山が15安打11点で7回コールド勝ち。2014年以来の来春センバツ出場をほぼ確実にした高嶋仁監督は「(近畿大会が)8強で終わってもんもんと過ごすのと、スカッとして過ごすのでは違うので」とすっきりとした表情を見せた。

 指揮官を喜ばせたのは、1年生の3番・黒川史陽内野手だった。三回の決勝ソロを含む4安打3打点。「チームに勢いをつけようと思った」と笑顔で振り返った。

 父・洋行さんは、1993年センバツを制した上宮(大阪)で正二塁手だった。黒川は幼い頃から指導を受けており、「高校に入る前までは2人でノックをしたりして、足を使うように言われてきた。気持ちを前面に出すようにも言われてきた」。自宅に飾られた父の写真などで刺激を受け、甲子園出場を目指して智弁和歌山へ進学した。

 近畿大会4強進出を決め、今夏の甲子園に続いて聖地に再び立てる可能性が高くなった。「絶対にお父さんに負けたくない」。高嶋監督が認めるセンスの持ち主は、父に続くセンバツ制覇を誓った。

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