慶大が35度目リーグV!楽天ドラ2岩見は男泣き「こんなにうれしいんだな」

 「東京六大学野球、慶大7-2早大」(30日、神宮球場)

 慶大が連勝で勝ち点4とし、7季ぶり35度目の優勝を決めた。勝ち点で並んだ明大を勝率で上回った。

 二回に敵失で先制。六回に一度は追いつかれたが、その裏の攻撃で清水翔太内野手(4年・桐蔭学園)が左中間への適時三塁打を放ち、2点を勝ち越し。1点リードの八回は集中打で4点を奪い、突き放した。

 楽天にドラフト2位指名された岩見雅紀外野手(4年・比叡山)は4打数1安打。六回は四球、八回は左前打で得点に2度絡み、勝利に貢献した。ベンチ入りメンバーとして初めての優勝に男泣き。「優勝しても泣かないと思っていたけど、ちょっと泣いてしまった。みんなで目指してきたものを達成すしたら、こんなにうれしいんだなと思った」と喜びに浸った。

 今季は7本塁打を放ち、リーグ史上初の5戦連発、年間最多新の12本塁打もマーク。通算最多23本塁打の記録にはあと2本及ばなかったが「できすぎじゃないですか」と頬を緩めた。

 11月10日開幕の明治神宮大会への出場も決定。就任3年目で初めての優勝となった大久保秀昭監督を胴上げし、自身も3度宙を舞った大砲は「全国優勝という言葉は学生まで。1回ぐらいはしたい」と次なる目標となる有終の日本一に目を向けた。

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