「パＣＳファイナルＳ・第３戦、ソフトバンク７－５楽天」（２０日、ヤフオクドーム）

　リーグ王者のソフトバンクが連敗を２で止め、アドバンテージを含め２勝２敗のタイとした。５－５の八回２死一塁から中村晃が右越えに決勝２ランを放った。

　０－１の初回はデスパイネの右前適時打と松田の左線適時二塁打で逆転。２－３の三回は４番・内川が３試合連続本塁打の左越え３ランを放った。

　先発・和田は５回９安打５失点。六回以降は継投策で失点を防ぎ、九回は５４セーブのプロ野球記録を達成したサファテが今ＣＳで初登板し、３人できっちり締めた。

　楽天は先発・則本が７回７安打１１奪三振で５失点。序盤は変化球を打ち込まれたが、四回以降は立ち直った。

　打線は３試合連続で初回に先制点。２死から銀次、ウィーラー、島内の３連打で１点を先制した。１－２の二回には茂木の右前同点打と藤田の右線適時二塁打で再逆転。３－５の五回はアマダーが左中間へ同点２ランを運んだ。