ロッテ、ついに球団ワーストの86敗目 伊東監督「肥やしにしなければ…」

 「ロッテ0-4オリックス」(29日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテは、三塁を踏めずに今季15回目の完封負けで86敗目。この数字は確実に球団史に残ることになる。

 球団史上ワーストの黒星数だ。

 伊東監督はこの屈辱をかみしめながら、こう話した。

 「これだけ負けていればしょうがない。振り返っても仕方がない。肥やしにしていかなければ…」

 ロッテの来季はもう始まっている。井口資仁内野手(42)が来季から指揮を執ることは決定的な状況で、すでに組閣が水面下で進行している。

 この夜、プロ2年目の左腕・成田翔投手がプロ初先発した。

 6回を被安打5で4失点。五回、T-岡田に先制の30号2ラン、六回にはマレーロに追い打ちとなる19号2ランを浴びて敗戦投手になった。

 それでも130キロ台後半のストレートをメインにチェンジアップ、カーブなどの変化球で緩急をつける投球。四回まで0を重ねた。与四死球は1で奪三振数は5だった。

 伊東監督は、「収穫があった。頑張ってよく投げた。攻めてもいた」と19歳に合格点を与えるとともに、「欲を言えば、防げる1発だった。あそこは警戒する場面で配球とかを考えねば」と苦言も忘れなかった。

 プロ2年目の大木がプロ初安打と初盗塁を決めれば、これまた2年目の捕手・柿沼も成田をうまくリードした。

 「柿沼はタイミングよく上手にサインを出していた。大木もヒットを打ってくれた」と伊東監督。若手たちも来季を見据える。

 「みんな悔しい思いをした。負けようと思って負けているわけではないが、ファンに申し訳ない。来季につなげてもらいたい」

 伊東監督が胸の内を吐露した。

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