勝負弱い巨人…3位に1・5差 由伸監督「勝負強さを何とかしてもらわないと」

 「広島3-2巨人」(23日、マツダスタジアム)

 意地を見せることができなかった。巨人は4併殺10残塁の拙攻で、痛恨の連敗。球団ワーストとなる広島戦シーズン18敗目(7勝)を喫し、残り7試合で3位・DeNAと1・5ゲーム差に広がった。高橋由伸監督(42)は「あと一歩というところの勝負強さを何とかしてもらわないと、なかなか得点に結びつかない」と表情を曇らせた。

 20日・阪神戦から1番に置いた坂本勇を、3番に戻した打線は9安打を放ったものの、うまく機能せず。五回まで2安打を放っていた主将は1点を追う七、九回と1死一、二塁の好機でともに併殺打に倒れた。大事なところで一本が出ず、指揮官は「勝負どころでは、そういった選手には頑張って何とかしてもらわないと」と奮起を促した。

 長野が体調不良で前日22日に続き欠場と、主力の不在も響いた最後の広島2連戦。負けられない戦いが続く中、ここ5試合は1勝4敗と低調。CS進出へ極めて厳しい状況だ。指揮官は「切り替えていく?そうとしか言いようがない」と言葉を絞り出した。

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