ロッテ酒居がプロ初黒星 伊東監督は期待「スタミナがついてきた感じがする」
「ロッテ4-6ソフトバンク」(8日、ZOZOマリンスタジアム)
無傷の3勝を挙げていたロッテのドラフト2位・酒居知史投手(大阪ガス)がプロ初黒星を喫した。
この日が6試合目の先発(登板は16試合)となった。6回を投げて115球、被安打12で6失点の内容だった。
8月25日の同カード(ヤフオクドーム)では5回を7安打で3失点。切れ味は欠いたが、大崩れせずに2勝目をマークしていた。
右ヒジに張りを訴えたこともあり、五回限りでの降板だった。
期待されてのマウンドだったが、一回に先頭の明石に左前打されて1死一、二塁のピンチを招くとデスパイネに先制打を許した。
二回には明石にタイムリーを浴び、三回には松田の23号2ランなどで3点を失った。
四回にも今宮に中前に適時打を運ばれた。
ストレートは140キロ台を越え、カーブ、チェンジアップ、フォークなどの変化球を多投したものの、この夜は制球が悪かった。
五回に上林に左前にはじき返されて、これがソフトバンクの先発全員安打となった。
酒居は、「カウントを悪くして甘い所を打たれてしまった。ランナーを出してからも粘れずに返されてしまった。ほとんどの球種で勝負できなかった」と反省の言葉とともに振り返った。
伊東監督は「(酒居は)ストライクとボールがハッキリしていた。自分のいいものを出せていない」と評したが、こう言うのも忘れなかった。
「スタミナがついてきた感じがする。ボールはそんなに悪くなかった」
酒居、1敗を糧に次の登板をにらむ。