プロ注目の増田、先制犠飛&今大会初安打「ホッとした」
「U-18W杯・1次リーグB組、日本12-0南アフリカ」(5日、サンダーベイ)
3戦ぶりスタメンのドラフト候補・増田(横浜)が今大会12打席目で初安打をマークした。二回に先制の左犠飛を放つと、三回は中前に適時打を運び、長いトンネルを抜けた。自分のことのように喜ぶ仲間の姿に「感動して泣きそうになった。ホッとした気持ちが強いです」とトレードマークの笑顔が輝いた。
大会序盤で世界レベルの速球を体感。名門・横浜の4番が、初めてバットを指2本分も短く持った。流れを変えようと、前日のオランダ戦からは、靴下をはく順番やベルトの向きなどをすべて逆に。不調時も下を向かずに声を出し続け、やれることをすべてやって結果につなげた。
左主体の日本打線。右の強打者は重要な存在だ。大舞台になるほど燃える男は「まだ1本。ここから勝負強さを発揮したい」と巻き返しを期した。