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広陵・中村 清原に並ぶ!勝つ! 大会タイ5号弾で塁打数大会新だ

 「全国高校野球選手権・準決勝、天理-広陵」(22日、甲子園球場)

 10年ぶりに4強入りした広陵(広島)は休養日の21日、西宮市内のグラウンドで約2時間の練習で調整した。大会タイ記録の5号本塁打に挑む中村奨成捕手(3年)は打撃練習で快音を響かせた。中井哲之監督(55)が3年夏の準々決勝で敗れた天理(奈良)への雪辱を果たし、悲願の初優勝へ前進する。

 強い日差しが照りつけるグラウンドに大声が響き渡る。このメンバーで行う最後の練習。「よそ行きの態度をするな」。ノック中、中村は本塁から声の小さいチームメートを叱咤(しった)した。

 「早く試合がしたいなという強い思いもある。注目していただけるのはありがたいこと。周りの期待に応えられるようなプレーをしたい」

 練習場には報道陣約70人が詰めかけ、異様な雰囲気に包まれた。ナインはキャッチボールやノック、打撃練習などで軽めの調整。チームの要は普段と変わらず、冷静に次戦に向けて気持ちを高ぶらせた。

 快挙達成にも期待が懸かる。3戦連発で迎えた仙台育英との準々決勝こそ一発は出なかったが、ここまで4戦4本塁打。85年・清原和博(PL学園)が記録した大会最多の5本塁打まであと1本。「チームが勝てる一本だったらいいと思います」。狙うは決勝進出を引き寄せる一撃だ。

 今大会は18打数12安打、打率・667と圧巻の打力を発揮。通算27塁打は清原らに並ぶ史上2位で、09年・河合完治(中京大中京)がマークした大会記録28の更新も十分狙える。この日のフリー打撃では、山なりのボールを打ち返す打撃ケージには同校OBの阪神・新井良から寄贈された木製バットを手に打席に立った。左翼上方の高さ約15メートルのネットを越える打球を放つなど、高校生離れしたパワーを見せつけた。

 準決勝の相手は中井監督にとって、因縁のある天理だ。高3だった80年夏、天理との準々決勝は2-4で敗退。「絶対に広陵が有利だという下馬評の中で負けた。悔しかったです。本当に一球一球を大事にしながら、全力で戦いたい」。選手時代の苦い経験を糧にして、リベンジに燃える。

 野村(現広島)-小林(現巨人)のバッテリーを擁して準優勝した07年以来となる準決勝の舞台。「一戦必勝で勝って、決勝に行きたい」と中村。今や大会No.1の注目を集めるようになったスラッガーを中心に、総力結集で深紅の大優勝旗に王手をかける。

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