明豊、延長十二回ミラクル8強!2年生・浜田が四球選びドラマ完結

 「全国高校野球選手権・3回戦、明豊9-8神村学園」(18日、甲子園球場)

 明豊(大分)は神村学園(鹿児島)に9-8で逆転サヨナラ勝ちした。

 3点を追う十二回裏2死走者なしから、ドラマが始まった。主役は、明豊の2年生コンビだ。2死満塁と攻め、相手の暴投で1点を返すと、9番・管大和外野手の打球は、三塁手の頭上を高く跳ねて越える、同点の2点適時打。「人生に何度かしかない、いい場面。心臓がバクバクした」。さらに攻め、再び満塁の好機。3番・浜田太貴外野手がフルカウントから四球を選び、逆転サヨナラ勝ちを完結させた。

 九州勢同士の死闘だ。九回2死まで3点リードも、3連打で追いつかれた。十二回には2死満塁から3点を勝ち越されたが、その裏に4得点。「最後まで100%の力を出してくれた」。川崎絢平監督(35)は成長した選手をたたえた。

 強力打線を引っ張るのが、浜田だ。五回に2戦連発となるソロ本塁打を放つなど3安打4打点。九回の5打席目以降、三塁打が出ればサイクル安打という状況で十二回は、「勝てばいいので見送りました」と冷静にボールを見極めた。

 明豊の8強は、今宮健太(ソフトバンク)を擁した09年以来。「次も胸を張っていきたい」と管は言う。準々決勝の相手は天理。初の4強進出を目指す。

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