西武・投壊12失点 辻監督「あれだけ打たれれば…」
「オリックス12-6西武」(京セラドーム大阪)
大型連勝の勢いは本拠地に置き忘れたようだ。投手陣が計12点を奪われる乱調で、オリックスに敵地で完敗。西武・辻監督も「あれだけ打たれれば…。打線はよく打ったけど」と力なく振り返った。
先発の十亀はT-岡田に初回先頭打者本塁打を浴びると、二回も2失点。三回無死満塁で中島に左前2点打を浴びたところでKOされた。「試合を作れず、チームに申し訳ない」。今季の自己最短となる2回0/3を5失点で5敗目。2番手ガルセスも2回4失点で火に油を注いだ。
打線は相変わらず好調。6日のソフトバンク戦で左肩を痛めた浅村は、三回に一塁線を破る適時二塁打を放った。六回には山川が6試合連続打点となる中前適時打。「点差は関係なく、自分はどんな状況でも打たないと」と意気込んだ。計10安打で6点を奪う意地を見せただけに、大量失点が惜しまれる。下位から勝ち星を拾わなければ、上位との差は詰まらない。