鷹でも“西武特急”止められず  工藤監督「我慢」

 「西武8-4ソフトバンク」(4日、メットライフドーム)

 連勝街道を突っ走る“西武特急”を首位ソフトバンクでも止められなかった。4連打で一時逆転する意地を見せるのが精一杯。工藤監督は「とにかく切り替えて…。明日勝ちにいきます」と、勢いにのみ込まれた力負けをさばさばした表情で振り返った。

 9連戦の谷間で、2軍で中継ぎ調整していた寺原を5月21日以来の先発に起用する苦肉の策だった。その右腕が五回途中で降板。2番手のモイネロが五回、浅村に同点打、山川には2点二塁打を浴びた。3番手の岡本も中村の一発など5本の長短打で4点献上した。

 「きょうは我慢」と工藤監督。2位・楽天が勝ち、ゲーム差は1・5差。3位西武とも5・5差に接近した。9連戦も残り2試合。先発の柱、千賀を送り出す5日の西武戦は落とせない。

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